ストレスニキビを防ぐ薬とストレスニキビを治す薬
ストレスニキビを防ぐ薬やストレスニキビを治す薬って、薬局などで手に入れることはできるんでしょうか?
市販されているニキビ用の塗り薬やニキビケア製品などは、概ねこのような効能を謳っているのではないですか?
- ニキビのできた皮膚の表面(角質)を溶かしたり柔らかくして詰まった毛穴を解放する
- 殺菌作用のある成分で、ニキビ菌(アクネ菌)を退治する
- 炎症を抑えるお薬で、ニキビで広がった炎症を抑える
- ビタミンCを配合して、ニキビの原因ともなる皮脂の分泌を抑える
このような効能を謳っている薬でいいのなら、薬局やドラックストアで薬剤師さんと相談すれば、それなりの薬は出してくれると思います。
でもこれは、ニキビ全般の治療薬であって、ストレスニキビを治す、または予防する薬ではないということです。
もちろんストレスニキビもニキビには変わりありませんから、これらのニキビ治療薬で改善を期待することはできますが、ストレスでできるニキビの大元を改善しないことには、ニキビはまた発生して、「ストレスニキビが繰り返す」 という状況に陥ってしまうことにもなりかねません。
では、ストレスニキビができる大元とはいったい何なんでしょうか?
それは、もうみなさんも良くご存じの、女性ホルモンのホルモン分泌バランスの乱れです。
すなわち、市販のニキビ治療薬は、ストレスニキビを治す効果は期待できても、それを予防する効果は
「?」 ということなんです。
ストレスニキビの予防には、やっぱり女性ホルモンのホルモンバランスの乱れに働きかけてくれる薬でないと効果は期待できないというわけですね。
ストレスニキビの元凶、女性ホルモンの分泌バランスの乱れにアプローチする薬って?
ストレスニキビの元凶、女性ホルモンの分泌バランスの乱れにアプローチする薬といって、真っ先に思い浮かぶのは 「低用量ピル」 です。
ピルは通常避妊目的で使用しますが、ピルには女性ホルモンのホルモンバランスをコントロールする効果もありますので、ホルモンバランスの乱れが原因と考えられるニキビや肌荒れの治療に用いられることもあります。
ただ、ピルは一般の薬局やドラッグストアでは購入することはできないお薬なので、ピルを処方してもらおうと思えば、婦人科や一部の皮膚科、美容クリニックを受診する必要があります。
しかし、お医者さんによっては、ピルをニキビや肌荒れの治療薬として使用することに否定的な方もいらっしゃいますし、処方される側も、ニキビの治療にピルを服用するということには戸惑いを感じる方も多いのではないでしょうか?
そこで昨今人気があるのが、女性ホルモンのホルモンバランスの乱れにアプローチしてくれる化粧品です。
薬を飲むわけではないので、気軽に始められるほか、ニキビ専用のスキンケア化粧品ではないので、普段使いの基礎化粧品としても十分な内容となっているのが人気の秘密かもしれません。
現代病の一種とも考えられているストレスは、そう簡単に解消することはできません。かといって、長い間繰り返しできるストレスニキビと付き合っていくのも大変で、ストレスニキビがさらなるストレスを招くといった無限ループに陥ってしまう危険性もはらんでいます。
まずはストレスニキビの退治から、できることから初めてみて、徐々にストレスのない生活を送ることができれば最高ですよね。